1年目を勢いよく走り切った鬼々よろしく魁望蓮。2年目の制作会議で、衣装も楽曲も振付も、全部新しくするつもりでいました。ところが、そこに立ちはだかったのは「予算がない」という現実でした。
「予算がない」は、新しいチームによく起こること
やりたいことと、できることは違います。ここで無理をして予算をかけすぎると、持ち出しでまかなうメンバーが出たり、業者への支払いが遅れたりします。地に足をつけて「できることをやろう」という考えと、「やりたいことをやろう」という考えがぶつかり合うのも、この時期のチームによくあることでした。
変えたもの、変えなかったもの
話し合いの結果、テーマと衣装は変える、楽曲と振付は1年目のものをそのまま使う、という結論になりました。大きなお金がかかるものは1年目と同じにして、そうでないものだけを変える。この決断は簡単には出ませんでした。1年目にあれだけ勢いをもってチームを立ち上げたのだから、2年目もさらに勢いづかせたい気持ちが強くあったからです。それでも、信頼している仲間とよく相談して、この形で2年目に進むことにしました。
「善力」というテーマに込めたもの
2年目のテーマは「善力」です。「全力」の「全」の字を「善」に変えました。全力でいいことをすると、頑張った人にしかわからない感情や景色が見えてくる。子どものころから善い行いを続けていれば、真の道が見えてくる。そんな願いを込めました。
はじめての受賞、市役所筋北舞場賞
そうして迎えた第19回うらじゃで、鬼々よろしく魁望蓮ははじめて受賞します。市役所筋北舞場賞です。この演舞場は日曜の午後しか開催がなく、踊れたチームはわずかでした。大人たちに混じって、子どもだけのチームが受賞できたことは、大きな喜びでした。この受賞をきっかけに、鬼々よろしく魁望蓮は2012年から毎年、うらじゃで何らかの賞を受けるようになります。
無理をせず、できることを見極める。1年目の勢い任せでは見えなかったことが、2年目には見えていました。次回は、衣装の初チェンジに挑戦した3年目、2013年の話です。
公式LINEに登録しておくと、2027年4月1日の募集開始をいち早く知ることができます。

